どうも、都心の狭小バルコニーでコツコツ育む「植物のある暮らし」が楽しい、そのまんま美川(@monomanet)です。
結構珍しい植物と聞いて育てているものの、昨今では生産が安定してきたのか、無印良品でも販売されていたりする「レモンマートル」という木。

何しろ、このレモンマートルの葉っぱをちぎるとレモンのような爽やかでめっちゃいい匂いがする「癒やしの植物」なの。

そうしたことからも人気のようで、最近育てている人も増えているんじゃないかな?結構、育て方について検索してブログに訪れてくださる方も多いみたい。
我が家では、めちゃくちゃ元気に育っている「レモンマートル」くん。そのまんま美川なりのレモンマートルの育て方のコツとしてご紹介できればと思います。なかなかレモンマートルが上手く育たない…とお悩みの方の参考になれば嬉しいです。
レモンマートルってどんな植物?

レモンマートルはフトモモ科バクホウシア属の植物で、オーストラリアのクイーンズランド州の亜熱帯の多雨林に自生しています。
観葉植物としてだけでなく、ハーブとして楽しめる常緑性の樹木です。乾燥にもよく耐え、気楽に育てて楽しめます。
醍醐味は、夏になると咲くクリーム色の小さな花、ちぎったり乾燥させた葉から強いレモンの香りが漂い、栽培している人の気持ちを癒やしてくれる植物です。
ウィキペディア:レモンマートル
ズバリ!レモンマートルの水やりのサインはコレ
レモンマートルに限らず、観葉植物を育てたご経験のある方ならご存知かもしてませんが…
植物を可愛がるあまり、水を与えすぎると根腐れを起こしてかれてしまうことがあります。レモンマートルはもともと「乾燥に強い」タイプの植物なので、じゃぶじゃぶお水をあげてると枯れます。
じゃぁ、どんなタイミングで水やりをしたらいいかというと、「レモンマートルが発する水をちょうだいってサイン」をきちんと理解してあげると上手くいきますよ。
デフォルトの状態=水が十分足りている状態

水やりして数時間後〜数日後は、「茎に対して葉っぱがほぼ180度に近い状態」ならば、レモンマートルにとって十分に水分が足りている状態です。
上のような画像の状態なら、数日は元気な様子を観察できるように思います。
すなわち、レモンマートルくんにとってデフォルトな状態と言えるのではないでしょうか。
真夏の日当たりが良い場所に置いている場合や、成長して鉢の中で根詰まり気味になっていると1-2日ですぐに葉が下がってきたり、縮れるようになることがあります。そのような場合は午後は日陰になる場所に移すか、ひと回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。
水やりしてもOKだけど少し我慢=茎に対して葉が下がってくる

数日経過した状態(アタクシのところでは前回の水やりから真夏日で3日。
茎に対して少し葉が下がってきた様子を見ると「水やりしなくちゃ!」って気持ちになるんですが、この状態になってやっと「土が乾燥して根が呼吸している状態」なので、まだ水やりを控えます。

背丈が30cm以上に成長しているレモンマートルなら、このタイミングで水やりしてしまう方が発育が鈍ってしまう感じがしています。(まぁ、アタクシはレモンマートル栽培のプロではないけど…)
園芸店などで、30cmにも満たないような小さな苗として購入した場合や挿し木や実生で育て始めたばかりの場合は、水切れに注意必要なので、鉢の土の表面が乾燥し、上の画像くらいに葉が下がってきたら水やりのサインです。
レモンマートルの水やりサインはコレ!=茎に対して葉が垂れたらあげる!

水やりしたい気持ちをグッとこらえてさらに24時間。
茎に対して葉が垂れ下がってしなってきたらたっぷりのお水を与えます。

思っているよりも水やりを我慢して、水やりサインが出た時にたっぷりと水やりするだけで、あなたのお家のレモンマートルくんもスクスク育つかと思いますよ。
水やりの時はたっぷりと:メリハリのある水やりが大事

お水を与える時には、鉢底から滴るくらいたっぷりと!
観葉植物の育て方、水やりの方法のイロハのイで言われる「水やり後の受皿に溜まった水は捨てましょう」という基本はレモンマートルにおいても大事なので、お部屋の中でお育てている人などは特に水やり後に鉢底から出てきた水は溜めたままにせず、捨てるようにしましょう。
放置しちゃうと、根が呼吸できなくて根腐れしちゃいますから。
まとめ|半日〜1日もすれば元通り葉が持ち上がってきます

植物愛に満ちている方ですと、少々ドS過ぎるような気もする水やりのタイミングかと思いますが、むしろあなたの愛するレモンマートルくんにとっては、このくらいが心地良いお水のタイミング。
水やりのサインを見極めて、たっぷりのお水をあげた後は半日〜1日もすれば葉先までお水を吸い上げて、綺麗にデフォルトの状態復活です。
本当に、お世話し過ぎて加湿状態になるよりもドライに育てた方がうまくいってる様子ですね〜!
もし、あなたのおウチでレモンマートルが上手く育っていないなら、その原因は水やりのし過ぎなのかもしれません。
コンパクトに育てたいときは肥料すら与えなくても育ちますよ。大きくしたい場合や早く育てたい人は、生育期の4~10月に、月1回ほど薄めた液肥を施すだけで十分です。
植物の成長を楽しみにする心のある方なら誰でも1度は失敗した経験がありそうな「可愛がり過ぎによる枯らしてしまう現象」…
そうならないためにも、ご自宅でお育てになっているレモンマートルくんには控えめ(過ぎるんじゃないか?というくらい)な水やり方法でお育てになってみることをオススメしたいと思います。
